ViedocのプロダクトオーナーであるMihaela Pavelが、Viedoc 4.72でリリースされた新しいAdmin監査証跡レポート(Admin audit trail report)について詳しく説明します。Viedoc Adminの「ログ」タブからダウンロードできるAdmin監査証跡レポートを利用することによって、試験中に何が起きているのかより深い洞察が得られます。
Admin監査証跡レポートは、Viedoc Adminの権限を持つユーザーが行ったすべての試験設定とその変更に関する情報を含んでいます。このレポートはいつでもExcelファイルで生成、再生成することができ、また、前回生成されたレポートをダウンロードすることもできます。
「このExcelファイルは、特定の試験で実行されたすべてのアクションの監査証跡を含みます。これは多くの異なるカテゴリーで実行された、多くの異なるアクションの記録です。望みどおりに柔軟にデータをフィルタしたり、並べ替えたりすることができます。デフォルトでは、時系列で情報が表示されます。」とMihaelaは説明します。
Excelファイルには2つのシートがあります。1つ目のシートは、生成されたレポートファイルに関する詳細を提供する概要情報です。レポートがいつ、誰によって生成されたか、どのサーバーからダウンロードされたかなどの情報が含まれます。
2つ目のシートは、実行された実際のアクションの監査証跡記録を含みます。この機能が導入される前に実行されたアクション情報も得られますが、内容は少なくなります。
1列目には、試験設定など、変更が行われた「領域(Area)」が記載されています。2 列目には、例えば「試験の追加(Add Study)」のように、実行されたアクションが含まれます。
その他の列には、実行されたアクションに関する情報 (Identifier)、変更前と変更後の古い値(Old Values)および新しい値 (New Values)、理由(Reason)、ユーザー(User)、および日付/タイムスタンプ (Date/Time) が記載されます。
このレポートができる前は、Viedoc Adminを使用しているスタディマネージャーには、特定の領域で各アクションがいつ誰によって実行されたか、履歴を確認する方法がありませんでした。
「そのため、スタディマネージャーは、試験に何が起こったのか、誰が、いつ、何を変更したのかを追跡する手段がありませんでしたが、この機能が追加されたおかげでいつでも確認することができます。この施設はいつ追加されたのか。いつ、どの施設に新しいデザインを割り当てたのか、誰がそれを行ったのかなどを確認できます。基本的に、その試験で発生したすべてのアクションと関連情報の履歴があるわけです。」と Mihaela は続けます。
Admin監査証跡レポートを使用すると、すべてのアクションが追跡され、試験で実行されたすべてのアクティビティと構成の更新概要を完全に把握することができます。 以下はその例です。
いつ、誰がこれらの文書を「必須文書とトレーニング」から削除したか?
フランスのモニターがなぜドイツの施設にアクセスできるのでしょうか。ログを見ると、施設の国が最初はドイツに設定されていたが、その後変更されたことがわかります
そして、これはEDCでデータを分析するときにも便利なのです。たとえば、次のようなケースがあります。
例えば、割付け設定の変更などのオプション機能についても、その試験で変更された履歴は記録されます。
Mihaelaは次のように述べています。「今や、特定の試験に対してAdminで実行されたすべてのアクションを追跡し、履歴全体にアクセスすることができます。」
試験を綿密に追跡またはトラブルシューティングすることが目的のスタディマネージャーにとって、この新しいレポートは非常に役に立ちます。より詳細な情報については、最新のリリースノートをご覧いただくか、弊社までお問い合わせください。