分散型臨床試験(DCT)が臨床試験のあり方を変えつつあります。患者へのフレキシブルな対応、使いやすさ、最新技術の統合に焦点を当てたDCTとハイブリッド試験は、臨床試験の将来の標準となるものです。

DCTやハイブリッド型臨床試験のための最新技術を駆使することで、患者のリクルートメントや参加継続性を保つことが出来ます。Viedocでは、Viedoc Me や Viedoc Connect を使った DCTソリューション をご提供しています。
 
DCTが臨床試験をどのように変え、何をもたらすのか、以下の5つの重要なファクターをご覧ください。

1. 患者中心の臨床試験

DCT並びにハイブリッド型試験は、患者を第一に考えています。患者はアプリやスマートデバイスを使ってフォームに入力し、更には同意文書に署名することや、受診を予約することができます。Viedoc 独自のePRO(電子患者報告アウトカム)ソリューションである Viedoc Meでは、Viedoc Connect を通じてアプリ内で医療スタッフと直接会話することができます。
 
DCTの患者中心のアプローチにより、コストやサイトスタッフの負担も軽減されます。標準的なCOA(臨床アウトカム評価)が手作業で非常に労力がかかるのに対し、Viedoc Me のような eCOA(電子患者報告アウトカム)は、例えば患者のスマートデバイスから直接試験データを収集することが可能です。

2.さらなる多様性へ向けて

人によって反応は様々です。テクノロジーとモバイルへのアクセスが向上したことで治験はより幅広い候補者の中から被験者をリクルートできるようになりました。DCT/ハイブリッドソリューションであるViedoc Connectは、より多様な被験者にViedoc Meの利用機会を与え、臨床試験により優れたデータと管理の力をもたらします。より多様な背景を持つ候補者が増えれば、健康の公平性を高めるだけでなく、健康の質も向上します。

3. 広範なリクルートメント

臨床試験の被験者リクルートメントには困難が伴います。それぞれの試験に適切な被験者が必要です。DCTなら、被験者のスクリーニングをより迅速に、フレキシブルに、そして何より低価格で実現することが可能です。被験者もまた、時間を節約することができます。自分の電話やタブレットを使って書類に記入したり、あるいはViedocのePRO/eCOAソリューション機能の1つであるViedoc ConnectからeConsentプロセスを行ったりすることもできます。

また、特定の希少疾患を持つ被験者が試験施設から非常に離れた地域にお住いの場合も、今やアクセス可能です。DCTとePROソリューションとを組み合わせることにより、被験者のリスクを抑えつつリクルートメントの可能性を広げ、より迅速に医療スタッフへとつなぎ、より強力なデータを収集する可能性を高めます。

4. 被験者の試験継続性向上

試験が順調に進めば、被験者の体験も向上し、試験を継続する可能性が高くなります。自分のデバイスでデータを追えたり、試験デバイスを管理したりするなど、被験者自身に十分に注目した試験への参加は、被験者の責任感を強化します。Viedoc MeViedoc Connectが提供するeCOAのサポートにより、被験者の試験参加が容易となり結果として試験の継続率が上昇します。新型コロナ感染症のパンデミック時には、試験の継続率はほぼ90%でした!これがDCTの力です。

5. 質の高いデータ収集

被験者が十分に集まり、試験を継続し、被験者から一貫した反応を得られると、インパクトのある試験のために必要な質の高いデータが得られます。フィットネスデバイス、スマートウォッチ、ヘルスケアアプリ、IoT(モノのインターネット)により、受動的データストリームへのアクセスを拡大できます。 また、eDiaries/journalsやViedoc Connectのようなテクノロジーを使って、被験者はランダムに起きる事象を報告し、スタッフと連絡を取り、瞬時にビデオ通話をセッティングすることができます。デバイスのおかげで、被験者は技術的な知識をほとんど必要とせずにこれらの機能を利用することができます。 Viedoc MeViedoc connectのような分散型・ハイブリッド型ソリューションの直観的なUIが、試験プロセスの各段階で被験者をご案内します。技術的側面を排除し、複雑さを軽減することにより、ミスが減り、被験者のアクセスが速くなり、より良いデータストリームへのアクセスが拡大します。 こちらからViedocのDCTソリューションがどのように試験を変革するかの詳細をご確認いただけます。